「Webpackを学びたいけれど、書籍を読んでもよく分からない」
「設定を真似しても動かなくて挫折した」
そんな経験はありませんか?
実は、Webpackは初心者が独学しにくい代表的なツールのひとつ。
設定項目が多く、環境やバージョンの違いで思うように動かないこともしばしば。
何とか本を読んで勉強しようにも、なぜ動かないのかが分からず、
途中で挫折してしまう方も少なくありません。
そこで今回はWebpack初心者の独学におすすめな動画教材を3つご紹介します。
開発をもっとスムーズに進めていきたい、
ワンランク上の開発体験を経験したいという方は、
ぜひこの記事を読んでWebpackをマスターしていきましょう。
Webpackは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

書籍だけでは、仕上がりのイメージがつかないからです。
具体的には…
- 設定項目が多く、チュートリアル通りに進めても動かないことが多い
- 書籍ではプロジェクト構成や依存関係の前提が省かれていることが多い
- 途中でつまづいても解決方法を自分で調べられない
このように、書籍を読むだけでは何も分からず、途中で挫折してしまいがちです。
1.設定項目が多く、チュートリアル通りに進めても動かないことが多いから
Webpackは、設定ファイルひとつ取っても覚えるべき項目が非常に多いのが難点です。
何よりバージョンや環境によって設定内容が変わることも多く、
「本の通りにやったのに動かない」なんてことも少なくありません。
とくに初心者のうちは、どこを修正すればいいのか分からず、
何時間も設定ファイルとにらめっこする…ということがほとんどです。
2.書籍ではプロジェクト構成や依存関係の前提が省かれていることが多いから
書籍に載っているサンプルコードは、
動作環境や依存ライブラリが著者の開発環境に依存していることが多く、
読者側の環境ではそのまま動かないことも…。
なので「なぜこの構成なのか」
「どうしてこのライブラリを入れているのか」といった背景が分からず、
仕組みを理解する前に手が止まってしまいがちです。
3.途中でつまづいても解決方法を自分で調べられないから
Webpackはエラー内容が複雑で、原因がひとつとは限りません。
設定ファイル・依存関係・Node.jsのバージョンなど、
複数の要因が絡み合うため、ネットで検索しても自分のケースに当てはまらないことがほとんど。
何より調べて出てくる情報も古いものばかりで、
すでに機能としては廃止されているなんてことも少なくありません。
もう挫折しない!初心者がWebpackを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- 最初から複雑な設定を触らず「目的別テンプレート」から使い始める
- 設定ファイルを暗記しようとせず、役割ごとに理解する
- 実際に使いながら、分からないところは動画で学ぶ
1.最初から複雑な設定を触らず「目的別テンプレート」から使い始める
Webpackは自由度が高い分、設定項目が多く初心者には難解です。
いきなり一から構成を組もうとすると、
ほぼ確実に混乱してしまいます。
なので初めて触るなら、React用・TypeScript用など
目的に合わせたテンプレートを使って始めましょう。
最初から動く状態のテンプレートを使うことで、
「どこを変えればビルド内容が変わるのか」
「設定が何をしているのか」が自然と見えてきます。
動く実例を見ながら使い方を覚えていきましょう。
2.設定ファイルを暗記しようとせず、役割ごとに理解する
Webpackの学習で多くの人が挫折する原因は「設定を覚えようとする」こと。
しかし設定ファイルは暗記ではなく、
役割で理解するのがコツです。
たとえば…
- entry → どこから読み込むか
- output → どこに書き出すか
- loader → どんなファイルをどう処理するか
- plugin → 追加機能をどう動かすか
このように、何のための設定かという大枠を押さえるだけで十分です。
最初から全てを覚えようとせず、
必要になったタイミングで細かいところは都度覚えていきましょう。
3.実際に使いながら、分からないところは動画で学ぶ
Webpackは設定や構成の手順を見て、
理解する方が圧倒的に早く覚えられます。
その点YouTubeやUdemyなどの動画教材では、
実際にエラーが出たときの修正方法や
設定変更による挙動の違いも確認できるため、
なぜ動かないのかをその場で学習できます。
もし書籍で使い方を覚えられないようなら、
動画教材も合わせて使ってみましょう。
Webpackの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
Webpackの使い方を学べば良いのでしょうか?
Webpackの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.1日の短期習得を目指す「Webpack短期講座」
| 講座名 | モジュールバンドラー webpackを1日で習得!フルスクラッチでインストールからカスタマイズまでを理解する |
| こんな方におすすめ | ・webpackの導入方法及び設定方法ついて学習したい方 |
| 学べること | ・webpack設定の基礎理解 ・モジュールバンドリング技術 ・ローダーとプラグインの活用 ・eslintの複雑な導入技術 |
| 学習時間 | 6時間19分 |
| 講師名 | 石田 敦志 neh.app |
・Reactを題材に、手を動かしながらバンドル構築を体験したい方
・設定が難しく感じていたWebpackをハンズオンで一から理解したい方
・Webpackの基礎からローダー・プラグイン活用までを体系的に学びたい方
2.アプリを作りながら使い方を学べる「アプリ作成とファイルのバンドリング」
| 講座名 | 5つのアプリ作成とファイルのバンドリング~JavaScriptのプログラミングとWebpackの使い方を学ぶ~ |
| こんな方におすすめ | ・JavascriptでDOM操作を学びたい方 ・webpackの必要最小限をコンパクトに学びたい方 ・これからReactやVuejsを学び始めようとしている方 |
| 学べること | ・DOM操作の高度な技術 ・Webpackの基礎知識 ・ES Moduleの利用方法 ・ゲームアプリ制作技術 |
| 学習時間 | 7時間32分 |
| 講師名 | Kaiki Fukunaga |
・JavaScriptの基礎を活かして、実際にアプリ制作を通してスキルを伸ばしたい方
・ReactやVue.js学習前に、Webpackを含めた開発の仕組みを理解しておきたい方
・DOM操作やイベント処理などを使って、自由に動くアプリを自作できるようになりたい方
3.がっつりWebpackを学ぶなら「webpack最速入門」
| 講座名 | webpack 最速入門 〜実務でも利用できるフロントエンド開発環境を構築する方法を最短で学ぶ〜 |
| こんな方におすすめ | ・webpackを利用した開発を行いたい方 ・雰囲気でwebpack を利用しており、webpackの理解を深めたい方 |
| 学べること | ・フロントエンド環境構築技術 ・webpack基礎知識の習得 ・Babelとwebpackの連携方法 ・JavaScriptコードの最適化 |
| 学習時間 | 3時間19分 |
| 講師名 | shohei kadooka (soarflat) |
・短時間でWebpackの基礎から応用までを体系的に学びたい方
・実務で使えるフロントエンド開発環境をハンズオン形式で構築したい方
・雰囲気で設定を使っていたが、Webpackの仕組みを正しく理解したい方
正しい順番で学べば、Webpackは必ず理解できる

Webpackは一見難しそうに見えますが、
使ってみれば目的もはっきりした分かりやすいツールです。
もし何となく難しそうということで敬遠していたなら、
この機会にぜひWebpackを使って、
ワンランク上の開発体験にチャレンジしてみてください。
他にもUdemyではWebpackの講座が盛りだくさん。
今回ご紹介しきれなかった講座の他にも
Webpackの講座は日々増え続けているので、
気になった方はぜひ一度ご自身で探してみてください。

