「Reactを独学してみたけど、書籍を読んでもよく分からなかった…」
そんな経験、ありませんか?
Reactは人気のある技術でありながら、学習のハードルが高く、
書籍だけでは「どう使えばいいのか分からない」
「エラーに対応できない」と挫折してしまう方も少なくありません。
特に初心者にとっては、専門用語の多さや、古い情報とのギャップ、
そして、つまずいたときの調べ方の難しさが大きな壁になります。
でも安心してください。
学び方を変えるだけで、Reactの理解は驚くほど進みます。
今回は、React初心者がつまずきやすいポイントを整理し、
挫折しないための学習ステップと、実践的なおすすめ動画教材を3つご紹介します。
「今度こそReactをちゃんと使いこなせるようになりたい」
そんな気持ちがある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
Reactは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

書籍の内容を読んでもイメージできないからです。
具体的には…
- 専門用語ばかりで、何を作れるのかが分からない
- 事例が古くて、Classを使わないReactの書き方が分からない
- 途中でつまづいても解決方法を自分で調べられない
このように、書籍を読むだけでは何も分からず、途中で挫折してしまいがちです。
1.専門用語ばかりで、何を作れるのかが分からないから
「コンポーネント」「仮想DOM」「ステート管理」など、
聞き慣れない単語が次々と出てくるReact。
流れだけでもまずは暗記しようにも、内容が頭に入ってきません。
何を作るためにこの知識が必要なのかも見えず、
「自分にプログラミングは向いていないのかも…」と
感じてしまって学習を諦めてしまうケースがほとんどなのです。
2.事例が古くて、Classを使わないReactの書き方が分からないから
Reactの学習を進める中で、参考にした書籍や記事が古いと、
Classベースの構文を紹介していることは珍しくありません。
しかし現在のReactでは「関数コンポーネント + Hooks」の書き方が主流です。
そこでいざ実務や現場レベルでReactを使おうとしたときに、
学んだはずのClass構文が使われておらず、
Hooksという見慣れない仕組みに戸惑ってしまう方も少なくありません。
せっかく時間をかけて学んでも「書き方が違う」「意味が分からない」と混乱してしまい、
Reactの知識が現場で通用しないことにショックを受けて、挫折してしまうケースもあるのです。
3.途中でつまづいても解決方法を自分で調べられないから
Reactに限らず、プログラミングをやっていると
構文エラーや想定外の挙動に何度もぶつかりがち。
「このエラーは何を直せばいいのか?」
「書き方は合っているはずなのに、なぜか結果が出ない…」
このように思っても、書籍にはエラーへの向き合い方がほとんど載っていないため、
躓いたまま先に進めず、挫折してしまうことも…。
結果として、問題を解決できないまま先に進めず、
モヤモヤしたまま学習がストップしてしまうのです。
もう挫折しない!初心者がReactを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- テーマを決めて、作るものを1つに絞る
- 作りたいものをピックアップして手元に置いておく
- 実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
1.テーマを決めて、作るものを1つに絞る
まずは、自分が興味のあるプロダクトやUIの事例を調べてみましょう。
たとえば…
- タスク管理ができるToDoアプリを作ってみたい
- Instagramのような投稿一覧ページを作ってみたい
- お問い合わせフォームを作って、送信内容をリアルタイムで確認したい
このように、作りたいものを1つに絞るだけで、
学ぶべき構文や機能(useState/useEffect/フォーム処理など)が明確になり、
理解の吸収も早くなります。
逆に、「Reactで何かできるようになりたい」といった漠然とした状態で学習を始めてしまうと、
次々と出てくる機能や専門用語に翻弄され、
「結局、自分は何が作りたいのか?」と迷子になってしまうケースがほとんど。
だからこそ最初はReactを使ってどんなものを作りたいのかという
ゴールを明確に描くことが、挫折しない学習の第一歩になります。
2.作りたいものをピックアップして手元に置いておく
やりたいことが決まったら、
次は完成形のイメージを持つことが大切です。
たとえば、Reactの学習サイトや動画教材で紹介されている完成済のアプリ画面、
SNSで見かけた、かっこいいUI・チュートリアルの
最終成果物などをスクリーンショットで保存しておきましょう。
手元にゴールのイメージがあることで、
「自分もこれを作れるようになりたい」という具体的な目標が見えてきて、
学習のモチベーションもグッと保ちやすくなります。
何より、完成形を意識することで…
「どこが分からないのか?」
「今、自分に足りていない知識は何か?」
といった現在地も明確になり、
遠回りせずに手を動かすことができるようになります。
3.実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
完成のイメージが決まったら、
早速手を動かしていきます。
分からないところや詰まったところは、
都度調べればOKです。
ここで重要なのは、
最初から完璧を目指さないということ。
「文法を理解できていないから」
「Hooksを使いこなせていないから」
このように、理解レベルが到達していないから
何もやらないという判断をしてはいけません。
あくまで目的は、使い方を覚えるということ。
Reactを深く理解し、追求することではありません。
使い方を理解し、活かすのが本当のゴールなのです。
なので、手を動かしながら、
分からないことは都度調べてみてください。
それでも理解が怪しいなら、
動画教材を使いましょう。
動画教材では、チャプターごとに分からない箇所に絞って解説してくれるのはもちろん、
文字を目で追う必要がないので、作業の合間でも学べます。
もし書籍でReactを学んでみたけど、
挫折してしまったという経験がある方は、
ぜひ動画教材も合わせて活用してみてください。
Reactの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
Reactを学べば良いのでしょうか?
Reactの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.TODOアプリを作りながらCRUDから学ぶ「モダンJavaScriptの基礎から始める挫折しないためのReact入門」
じゃけぇ(Takumi Okada)様の「モダンJavaScriptの基礎から始める挫折しないためのReact入門」です。
講師はSIerで基幹システム等を経験した後、フリーランスとして独立。
その後2020年に株式会社Reach Scriptを設立。
「ユーザーの目に触れる部分の開発」に魅力を感じ、
現在はフロントエンド周りの技術を軸にプロダクト開発支援・技術顧問などを担当しているとのこと。
この講座ではReact初学者がつまづきがちなJavaScriptの基礎から
TODOアプリの作り方をレクチャーしています。
業務でReactを使うことになったけど、JavaScriptの文法の理解すら怪しくて
なかなか学習が進まないと悩んでいる方は、ぜひこの講座を利用してみてください。
2.Classを使わないReact Hooksの使い方まで学べる「React(v18)完全入門ガイド」
CodeMafia様の「React(v18)完全入門ガイド」です。
講師はソフトバンクで元々エンジニアをやっていた経営者。
この講座では状態管理からClassを使わない最新の書き方まで幅広くレクチャー。
書籍では解説されていないことの多いHooksシステムについても丁寧に解説しています。
これからReactを業務で使っていく予定がある方は、
ぜひ一度受講してみてください。
3.アプリを作りながら学べる「Reactの理解をさらに深めるステップアップ講座」
Shin Code様の「Reactの理解をさらに深めるステップアップ講座」です。
講師は休みの日にプログラミングばかり触っている方。
この講座では「ポケモン図鑑」「ブログ」「ノートメモアプリ」の3種類のアプリを
Reactを使って作っていく実践的な内容となっています。
文法は分かったけど、実際に動くものを作りながら
覚えていきたいと考えている方はぜひ一度受講してみてください。
Reactの複雑さに挫折しない!動画で「わかる・動く・作れる」を一気に体感しよう

Reactは、見た目はシンプルでも、中身はとても奥深い技術です。
コンポーネント設計やHooksの使い方、状態管理や副作用など――
書籍や記事を読んでも「分かった気になって終わってしまう」ことが少なくありません。
でも、動画で実際にどう動くのかを見ながら学べば、
Reactの抽象的だった仕組みが一気に具体化され、
「分かる」→「動かせる」→「作れる」へと理解がつながっていきます。
手を動かしながら感覚で学ぶからこそ、
途中で迷ってもすぐに「何が分からないのか」が見えてきて、挫折しにくくなるのです。
Reactを独学で学ぶなら、最短ルートは「動画+実践」。
あなたの中にある「作ってみたい」という気持ちを、無駄にせず形にするためにも、
動画で動きを覚えながら学んでみてください。