レタッチを独学で学ぼうとして、思うようにいかず挫折してしまった…そんな経験はありませんか?
書籍を読んでも操作のイメージが湧かず、
ツールの多さや正解のない編集に混乱し、気づけば手が止まってしまう…。
このように、思い通りにいかないもどかしさに、
日々ストレスを感じてしまうことも少なくないでしょう。
そこで今回は、初心者でも無理なく独学でレタッチを効率良く学ぶ方法と、
学習に役立つ動画教材を厳選して紹介します。
もし写真や動画のレタッチ方法に悩んでいるという方は、
ぜひ参考にしてみてください。
レタッチは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

書籍だけでは、仕上がりのイメージがつかないからです。
具体的には…
- ツールが多すぎて、何から手をつければいいか分からない
- 正解がないから、上達しているかの実感を得づらい
- 編集のやり方を理解しても、自分の色・世界観に合う形で落とし込めない
このように、書籍を読むだけでは何も分からず、途中で挫折してしまいがちです。
1.ツールが多すぎて、何から手をつければいいか分からないから
Photoshop・Lightroom・Affinity Photo…
このように使うソフトは数多く存在するものの、
実際どういった機能を使えば理想の加工を施せるのか。
手順こそ分かっても、機能の用途が掴めず、
気づけば手が止まり、そのまま挫折してしまうケースも少なくありません。
2.正解がないから、上達しているかの実感を得づらいから
レタッチは芸術的要素が強く、完成形の「正解」は存在しません。
なので「本当にこれでやり方は合っているのか?」「レタッチ前より写真写りは本当に良くなっているのか?」といった判断ができず混乱しがちです。
またイラストやデザインのように数値で評価できるものではないので成果や成長を感じられず、
こだわりを追求するのを諦めてしまうといったことにも陥りやすいのが現状です。
3.編集のやり方を理解しても、自分の色・世界観に合う形で落とし込めないから
書籍で学んだテクニックを参考にしても、
自分の目指す理想には遠く及びません。
書籍に載っているサンプルと同じ操作をしても、
なぜか自分の写真では違う仕上がりになってしまう…
こうした自分の思い通りにならないといったところをストレスに感じて、
挫折に繋がってしまうというわけです。
もう挫折しない!初心者がレタッチを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- レタッチの目的を決める
- プロのレタッチを真似して感覚を掴む
- ツールの使い方は動画で反復して覚える
1.レタッチの目的を決める
最初に「写真で何を伝えたいのか」「どんな雰囲気を出したいのか」を明確にしましょう。
例えば商品写真なら「色味の再現性」「質感の引き立て」を目標に。
ポートレートなら「肌の質感」「背景のボケ感」を軸に。
風景なら「光のコントラスト」「色調の統一感」をテーマに。
このように目的をはっきりさせることで、
どの機能や調整項目(トーンカーブ・彩度・レイヤーマスクなど)を
優先的に覚えるべきかを洗い出します。
2.プロのレタッチを真似して感覚を掴む
目標が決まったら、ポートフォリオサイトやSNSでクオリティの高い作品を探し、
実際に手を動かして真似してみましょう。
例えば…
- 同じ写真素材(フリー素材サイトなど)をダウンロードし、プロの完成画像と比較しながら調整
- プロが使うプリセットやアクション(Lightroomプリセット・Photoshopアクション)を活用し、その動きを解析
このように、最初はただ真似しながらも、
どういった意図でこう魅せているのか。
実際に手を動かして考えることで、
レタッチに取り組む感覚を掴んでいきます。
3.ツールの使い方は動画で反復して覚える
レタッチを見よう見まねで取り組めるようになったら、
あとはひたすら数をこなしていくだけです。
とはいえ、レタッチにチャレンジしていると、
ツールの操作方法につまづいて頭を悩ませてしまうこともあるはず。
そんな時は、動画を参考にしながらツールの使い方を学んでみましょう。
独学で長くレタッチを学んできたとはいっても、
実は便利なテクニックを知らずにいたなんてことも現場では少なくありません。
なので自分のやり方だけですべて覚えようとせず、
分からない部分は積極的に上手い方のやり方も取り入れていきましょう。
レタッチの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
レタッチを学べば良いのでしょうか?
レタッチの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.世界観のある作品を作りたい人は「写真の質を大きく向上させる至高のLightroomレタッチ術」
「フォトグラファー こに」様の「写真の質を大きく向上させる至高のLightroomレタッチ術」講座です。
講師は、企業への写真提供・宿泊施設や商品のPR撮影、
写真に添付するウォーターマークの作成など、幅広く活動中の現役フォトグラファー。
実績としては「きょうの家|ノボル家」 宿泊施設PR撮影や
「Insta360」 360度カメラ タイアップなども勤めてきた経験もあるとのこと。
この講座では完成後のイメージを見据えた、
写真編集の方法としてレタッチ術を季節・時間帯・天候など。
あらゆる条件に合わせたレタッチ術を解説しています。
実際の仕上がり例については、
講師のポートフォリオ欄にも記載されているので、
気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
2.雰囲気を整える基本から学びたい人は「Lightroomでデジタル写真をフィルム風にレタッチする方法」
「フォトグラファー wakana」様の「Lightroomでデジタル写真をフィルム風にレタッチする方法」の講座です。
講師を務めるのは個人のポートレート撮影を始め、企業の撮影・PR案件・取材案件・
カメラやフィルムの作例提供など多岐にわたる分野で活動する現役のフォトグラファー。
この講座では、カメラ歴7年で確立した「デジタル写真をフィルム風に加工する方法」を紹介しています。
RAWデータとJPEGデータの違いは何か?といったカメラにおける基本知識から、
Lightroomの基本操作など、初心者がつまづきやすいところまで詳しく解説しています。
カメラ触りたてで、これから画像加工についても覚えていきたいという方には、
ぜひおすすめしたい1本です。
3.SNS映えも意識したい人は「共感を呼ぶアニメシネマチック写真・映像・SNS作品制作」
「映像クリエイター セトハル」様の「共感を呼ぶアニメシネマチック写真・映像・SNS作品制作」講座です。
講師を務めるのは、SNS管理・広報展開のプランニングも務める現役の写真・映像クリエイター。
講座では、単なるレタッチ技術だけに留まらず、
SNSへ投稿するのにどういった作品作りや編集をすれば良いのかなど。
写真編集の定番「Lightroom」の使い方はもちろん、
シネマティックな作品作りの編集ノウハウまで幅広く解説しています。
映えも意識した現代に刺さるコンテンツを
今後SNSを使って投稿していきたいと考えている方は、ぜひ一度覗いてみてください。
独自の世界観を表現して、自分だけのブランドを確立しよう

レタッチの技術を手に入れたら、次はあなたらしさを全面に打ち出す番です。
自分だけの色味や質感を決めて、すべての作品に統一感を持たせましょう。
オリジナルのプリセットやアクションを駆使すれば、
短時間で誰にも真似できない仕上がりを量産できます。
完成した作品はSNSやポートフォリオで積極的に発信し、
反応を確かめながらブラッシュアップを重ねてみてください。
こうして磨かれたあなたらしさは、
いつしか人々の心に残る唯一無二のブランドを作り上げるきっかけになるはずです。