「Affinity Designerを使いこなしてデザインを作れるようになりたい!」と
意気込んで書籍を買ってみたものの、
数ページ読んだだけで手が止まってしまった…そんな経験はありませんか?
Affinity Designerは、Illustratorに代わる
強力なデザインツールとして注目を集めています。
しかし多機能でアップデートも頻繁なため、
書籍だけで独学しようとすると…
「操作が覚えられない」
「画面の見方が分からない」
と挫折してしまう方も少なくありません。
そこで今回はAffinity Designer初心者の独学に役立つ
おすすめな動画教材を3つ紹介します。
Illustratorに頼らず、脱Adobeを実現させたいという方は、
ぜひ参考にしてみてください。
Affinity Designerは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

書籍だけでは、使い方のイメージが湧かないからです。
具体的には…
- 情報が古く、本の通りの画面が出てこない
- 多機能すぎて、操作が覚えられない
- 途中でつまづいても解決方法を自分で調べられない
このように、書籍を読むだけでは何も分からず、途中で挫折してしまいがちです。
1.情報が古く、本の通りの画面が出てこないから
Affinity Designerは
定期的に機能をアップデートしています。
UIのデザイン変更はもちろん、
ボタンの配置もたびたび変わっていて、
触るたびに様変わりしていて最初は戸惑うことも少なくありません。
なので書籍に載っている手順どおりに進めても
「ボタンが見つからない」「画面構成が違う」といった状況に陥りがち。
そこで使いたい機能が見つからず、
ツールを使うこと自体を諦めて挫折してしまうといったことがほとんどです。
2.多機能すぎて、操作が覚えられないから
Affinity Designerは、ベクター編集から
ラスター編集まで幅広くこなせる多機能ツールです。
ペンツール・ノードツール・シェイプツール・レイヤーエフェクトなど、
似たような機能が並んでいるため、
初心者はどれを使えばいいのかと混乱してしまいがち。
なんとか書籍を読みながら見よう見まねで操作しようにも、
翌日には「あれ?これって、どうやったんだっけ?」と忘れてしまう。
そんなことを繰り返しながら、一向に目的のものが仕上がらず、
ついには「自分には向いていなかったんだ…」と
独学自体を断念してしまうなんてことも少なくありません。
3.途中でつまづいても解決方法を自分で調べられないから
ロゴやバナーを実際作ろうにも、
最初は細かいトラブルに見舞われがち。
「パスが思ったように変形できない」
「色を透明にしたのに印刷すると白く出る」など、
実務的な問題に遭遇してはあたふた…
書籍を頼ろうにも、操作方法の説明ばかりで、
具体的な解決方法までは載っておらず、
ネットで調べてみても、
目の前にはよく分からない単語の羅列ばかりが並んでいて、
顔を思わず伏せてしまう…。
こんな感じで、頭を悶々と悩まされてしまうことも少なくありません。
もう挫折しない!初心者がAffinity Designerを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- 作るもののテーマを1つに決める
- 参考例を探して手元に置いておく
- 実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
1.作るもののテーマを決めて1つに絞る
最初は、自分が作りたいものの
イメージを固めるところから始めましょう。
例えばロゴを作りたいのか
チラシを作りたいのか
バナーを作りたいのかなど。
自分はAffinity Designerを使って
まず何をしたいのかといった目標を絞りましょう。
あれもこれもと手を出しすぎてはいけません。
このように目標を明確に立てることで、
必要な知識やスキルの範囲が絞れて、学習効率を格段に引き上げます。
2.参考例を探して手元に置いておく
作りたいものが決まったら、
次に似たものを作っている動画やサイトを探して
参考例を手元に置いておきましょう。
身近に完成例を用意することで「理想の完成形」を常に意識でき、
具体的な作業のイメージも掴みやすくなります。
また参考例を観察することで、何をどう作ればいいかのヒントが得られるだけでなく、
つまずきやすいポイントに気づくきっかけにもなります。
なのでもし自分が作ったものの仕上がりに納得できない時は、
自分に今何が足りていないのかをプロの作品から分析して、
自分の技術に落とし込めるようにしましょう。
3.実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
Affinity Designerは、
座学や動画を観るだけでは使い方を覚えられません。
何より大切なのは、実際に手を動かしてモノを作ってみること。
制作を進める中で「ここはどう操作するのか?」
「この動きをどう調整すればいいのか?」と
疑問が出てくるのは当然のことです。
こうした問題にぶつかったときは、
すぐに動画教材やチュートリアルを活用しましょう。
動画なら実際の操作手順や動きをリアルタイムで確認できるため、理解が格段に深まります。
このように、もし書籍で煮詰まってしまったなら、
学習のやり方も見直してみてください。
Affinity Designerの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
Affinity Designerの使い方を学べば良いのでしょうか?
Affinity Designerの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.脱Adobeを実現できる「Affinity Designer2 入門マスターコース」
前田 カズ様の「Affinity Designer2 入門マスターコース」講座です。
講師はビジュアルマーケティングを生業としていて、
スクール運営やオンライン講師としても活躍している現役のマーケター。
講座はAffinity Designer2を初めて使う方や、
Adobeからの移行を考えている方に向けた入門的な内容を網羅しているものとなっています。
Adobeの毎月の請求から早く脱して、
気ままに作品を今後は作っていきたいと考えている方は、
ぜひマスターコースを活用してみてください。
2.ロゴを作りながらツールの使い方を学べる「Affinity Designer超入門編」
MIIKO M@Design様の「Affinity Designer超入門編」講座です。
講師はグラフィックデザイナー歴23年のベテランデザイナー。
講座はAffinity Designer超入門編として、
デザイン初心者の方でも短時間の学習で
簡単なロゴ作成ができるまでをサポートしているものとなっています。
デザインはできるけど、
Affinity Designerの使い方が分からないという方には
ぴったりな内容となっています。
3.オリジナル生地で手作りアイテムを作る「リピートパターンとオリジナル生地製作方法」
Kay Akiko様の「リピートパターンとオリジナル生地製作方法」講座です。
講師はファッション・アート・デザインの分野で15年以上の経験を持つ
アーティスト兼教育者。
講座はProcreate・Affinity DesignerまたはCanvaを使用して
リピートパターンを製作し、自分だけのオリジナル生地を
作成するスキルを習得できるものとなっています。
Affinity Designer含めて、どういうツールを使えば
目的のものが作れるか分からない・他のツールと比較したいという方は、
ぜひ参考にしてみてください。
Affinity Designerを学ぶことで、Illustratorに頼らず自由に創作できる

Affinity Designerは、多機能ゆえに挫折しやすいツール。
しかし動画教材や実際の制作を組み合わせれば、
初心者でも確実にスキルを身につけることができます。
Affinity Designerを使いこなせるようになれば、
高額なサブスクリプション費用を支払ってIllustratorに頼らなくても、
ロゴ・チラシ・SNSバナーなど、必要なデザインを自分の力で形にできます。
動画や参考例を活用しながら一歩ずつ手を動かして、
Affinity Designerも使いこなせるようにしていきましょう。