「PythonでWebアプリを作りたい」
そう思って検索すると、
よく見かけるのが「FastAPI」という言葉。
「処理が速い」「書きやすい」
「人気急上昇中のフレームワーク」などの評判を聞いて、
気になって書籍を買ってみたけれど、
結局読んでもよく分からず、途中で手が止まってしまった。
そんな経験はありませんか?
そこで今回は、FastAPI初心者の独学におすすめな動画教材を厳選して3つご紹介します。
どうしても書籍だけだと理解しきれず、
挫折してしまったという方は、ぜひ参考にしてみてください。
FastAPIは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

書籍だけでは、仕上がりのイメージがつかないからです。
具体的には…
- 専門用語ばかりで、何を作れるのかが分からない
- 言語仕様をきちんと理解しないと機能を使いこなせない
- 途中でつまづいても解決方法を自分で調べられない
このように、書籍を読むだけでは何も分からず、途中で挫折してしまいがちです。
1.専門用語ばかりで、何を作れるのかが分からないから
FastAPIの書籍はコード例こそ豊富なものの、
「最終的に何を作れるのか」が最初にイメージしにくいのが難点。
認証・リクエスト・ルーティング・スキーマなど、
専門用語が次々に登場するものの、
設計の話ばかりで結局何が作れるのか?
どういう用途で使えるのかといったことが、まるで分かりません。
なので、これからアプリやサイトを作っていきたいという方にとっては、
仕上がりのイメージがどうしても湧かず、途中で挫折してしまうというわけです。
2.言語仕様をきちんと理解しないと機能を使いこなせないから
FastAPIはPythonの「型ヒント(Type Hint)」や
「非同期処理(async/await)」といった高度な仕組みを多く扱うフレームワークです。
ただPythonの基本文法しか触ってきていないと、
簡単な条件式や関数式は書けても、
これら設計で使われる概念を理解できずに、
どうしても手が止まってしまうことが多いんです。
つまり、FastAPIを学ぶにはPythonの文法と合わせて、
Webフレームワークの仕組みも理解する必要があり、
書籍だけで基礎をさらっと学ぶだけでは、なかなか機能を使いこなせないのです。
3.途中でつまづいても解決方法を自分で調べられないから
環境構築やバージョンの違いによるエラーは、
書籍にそのまま載っているわけではありません。
エラーメッセージを読み解き、
自分で検索して解決することが求められます。
ただしフレームワークは通常のプログラミング言語に比べて
利用者も少なく情報も限定的。
なので知りたいことを調べるのにも一定以上の知識が必要で、
問題解決までに大きな労力がかかってしまうのです。
もう挫折しない!初心者がFastAPIを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- 実際に作るものを1つに絞る
- 作りたいものをピックアップして参考例を手元に置いておく
- 実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
1.実際に作るものを1つに絞る
「Webサイト・アプリも作れる」と聞くと、
ついつい全部に手を出してしまいがち。
しかし最初から欲張ると、
情報が散らばりすぎて理解も進まず、
学習の幅にも際限がありません。
なので初心者のうちは「Todoリストを作る」
「API開発する」など、
ゴールを一つに絞ることが大切です。
作りたいものが具体的に決まれば、
学ぶべき知識が自然と絞り込まれ、効率良く学習も進められます。
2.作りたいものをピックアップして参考例を手元に置いておく
テーマを決めたら、次はお手本コードや
参考プロジェクトを探して手元に置きましょう。
プログラミングも他の制作分野と同じく、
ゼロから完全に独力で作ろうとするのは効率が悪いです。
むしろ、すでに完成しているコードやプロジェクトを
参考にしながら学ぶ方が、圧倒的に成長が早くなるというもの。
実際にプロが書いたコードに触れることで、
書き方とともに考え方についても触れていきましょう。
3.実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
本や記事を読み込むだけでは、
結局「分かったつもり」で止まってしまいます。
大切なのは、実際に手を動かしてコードを書きながら学ぶこと。
そして、エラーや理解できない部分が出てきたら、
その都度動画教材で確認するのがおすすめです。
動画なら画面操作やエラー解決の流れを実際に見られるため、
本よりも圧倒的に理解が早くなります。
FastAPIの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
FastAPIの使い方を学べば良いのでしょうか?
FastAPIの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.PythonからFastAPIまで学べる「初心者向け講座」
| 講座名 | PythonからFastAPIまで【初心者向け講座】モダンなAPIサーバを構築してみよう【わかりやすさ重視】 |
| こんな方におすすめ | ・Pythonを改めて学習したい方 ・プログラミングに少しでも興味がある方 ・PythonでAPIサーバーを作ってみたい方 ・本やネットで独学してもなかなか使いこなせないと思っている方 |
| 学べること | ・Python基礎知識の習得 ・FastAPIの基本操作 ・非同期通信の理解 ・CRUD機能の実装 |
| 学習時間 | 9時間5分 |
| 講師名 | 世界のアオキ (Akihiro Aoki) |
・Pythonの基礎からFastAPIまでを一気に学びたい初心者の方
・手を動かしながら、モダンなAPIサーバー構築を実践的に学びたい方
・API開発に挑戦したいけれど、独学ではなかなか理解できなかった方
2.サーバーサイド開発の足がかりを学ぶ「FastAPIによるWeb API開発講座」
| 講座名 | Python初学者のネクストステップ!FastAPIによるWeb API開発講座 |
| こんな方におすすめ | ・実践的なWeb APIを開発してみたい方 ・PythonによるWeb API開発に興味がある方 ・Pythonの基礎を習得し終え、さらなるステップアップを目指したい方 |
| 学べること | ・PythonによるWeb API開発 ・FastAPIの基本操作理解 ・エラー解決力向上 ・公式ドキュメント読解力 |
| 学習時間 | 9時間44分 |
| 講師名 | 今西 航平 |
・Pythonの基礎を学び終え、次のステップとしてWeb開発に挑戦したい方
・FastAPIを使って、実務で通用するモダンなWeb API開発を体験してみたい方
・実践的なAPI開発を通じて、エラー解決力やドキュメント読解力を身につけたい方
3.Pythonではじめるサーバーサイド開発「FastAPI入門」
| 講座名 | FastAPI入門 Pythonではじめるサーバーサイド開発 |
| こんな方におすすめ | ・現場で使える技術を学びたい入門者の方 ・モダンなWebフレームワークに興味がある方 ・FastAPIの学習を行ったが、難しくて挫折してしまった方 |
| 学べること | ・FastAPIフレームワークの基礎 ・CRUD操作とルーティング ・データベース管理技術 ・セキュリティと例外処理 |
| 学習時間 | 6時間18分 |
| 講師名 | Yu Shinozaki |
・Pythonの基礎を終えて、サーバーサイド開発に挑戦したい方
・以前FastAPIで挫折したけれど、今度こそステップを踏んで理解したい方
・FastAPIを基礎から実践まで体系的に学び、現場で使えるスキルを身につけたい方
FastAPIを独学で習得するコツは「完璧を目指さず、動くものを作ること」

FastAPIを独学で習得する上で、最も大切なのは
「完璧を目指さず、まず動くものを作る」ということ。
最初からフル機能のアプリを作ろうとすると、
認証・DB接続・非同期処理など、複雑な概念が一気に押し寄せてきて、
「自分には無理かも…」と自信を失ってしまうことも少なくありません。
なので今自分が何を作りたいのか、
目的を明確にすることで、自分の独学に合った教材を探してみてください。
Udemyでは他にもFastAPIの講座が盛りだくさん。
Pythonの入門から抑えたものから
フレームワークの解説をしたものまで
レベル別にたくさんの講座を取り揃えています。
もし今回紹介した動画以外でも、
自分に合った講座を探したいという方は、
ぜひ一度Udemyを覗いてみてください。

