「副業で収入を増やしたい」「エンジニアに転職してキャリアを広げたい」
そう思い立って、人気のPythonに手を出す方は少なくありません。
普段は事務職や営業職で、プログラミングは未経験。
周りにエンジニアの知り合いもいないので、相談できる相手もいない…。
そんな状況でも「PythonならAIもデータ分析もWeb開発もできるらしい」と
YouTubeやネット記事で見て、チャレンジしてみようという方も少なくありません。
ところが、いざ入門書を買って勉強を始めてみると…
「変数?ライブラリ?」
聞き慣れない専門用語の壁にぶつかり、
「結局どう作ればいいか分からない…」と立ち止まってしまう。
結果として本は積読になり、
「やっぱり自分には向いていないのかも…」と諦めてしまう方が後を絶ちません。
でも学び方のステップさえ間違えなければ、
初学者でもPythonを独学で学ぶことができます。
そこで今回は、Python初心者の独学におすすめな動画教材を3つご紹介します。
Pythonを学ぼうと思ったけど、
書籍でつまづいてしまったという方も、
これからプログラミングを学んでいきたいという方も
ぜひ今回の記事を読んでPythonの独学にチャレンジしてみてください。
Pythonは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

書籍だけでは、仕上がりのイメージがつかないからです。
具体的には…
- 専門用語ばかりで、何を作れるのかが分からない
- 扱うツールの種類が多く、使い方を覚えきれない
- 途中でつまづいても解決方法を自分で調べられない
このように、書籍を読むだけでは何も分からず、途中で挫折してしまいがちです。
1.専門用語ばかりで、何を作れるのかが分からないから
Pythonの本には「変数」「クラス」「ライブラリ」など専門用語が並びます。
プログラムを触ったことがある方なら、馴染みのある言葉でも、
今までそういったものとは無縁な生活を送っていた方なら、
意味を理解しようと一生懸命読み進めても、
結局「これを使って自分は何が作れるのか?」がイメージできません。
その結果、モチベーションが続かず、
書籍自体を読み進めるのが苦痛になってしまいます。
2.扱うツールの種類が多く、使い方を覚えきれないから
Pythonを動かすには、エディタ・ターミナル・ライブラリなど
周辺ツールにも気を配らねばなりません。
ところが、書籍では環境を整えるとしか書かれていないことも多く、
初心者には環境構築さえもハードルが高いもの。
「どのツールを使えばいいのか」「なぜこれが必要なのか」が分からず、
最初の準備の段階でつまずいてしまうのです。
3.途中でつまづいても解決方法を自分で調べられないから
本を読んで進めている途中でエラーが出ても、
そのエラー文をどう読み解けばいいのか分かりません。
検索しても答えにたどり着けず、
やはり「自分には向いていないのかも…」と挫折してしまうのです。
とくに独学の場合、質問できる方が周りにいないため、
解決の糸口が見えずに学習が止まってしまいがちです。
もう挫折しない!初心者がPythonを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- 実際に作るものを1つに絞る
- 作りたいものをピックアップして参考例を手元に置いておく
- 実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
1.実際に作るものを1つに絞る
「AIもWeb開発もデータ分析もできる」と聞くと、
つい全部に手を出したくなります。
しかし最初から欲張ると、
情報が散らばりすぎて理解できません。
初心者のうちは「Todoリストを作る」
「スクレイピングでデータを集める」など、
ゴールを一つに絞ることが大切です。
作りたいものが具体的に決まれば、
学ぶべき知識が自然と絞り込まれ、効率良く学習も進められます。
2.作りたいものをピックアップして参考例を手元に置いておく
テーマを決めたら、次はお手本コードや
参考プロジェクトを探して手元に置きましょう。
プログラミングも他の制作分野と同じく、
ゼロから完全に独力で作ろうとするのは効率が悪いです。
むしろ、すでに完成しているコードやプロジェクトを
参考にしながら学ぶ方が、圧倒的に成長が早くなります。
例えば…
- スクレイピングをしたいなら、公開されているサンプルコードやQiita記事
- データ分析なら、Kaggleのノートブックや書籍の付録コード
- Webアプリ開発なら、GitHubにあるDjangoやFlaskの簡単なサンプル
これらをお手本として手元に置いておけば、
コードの書き方や流れを真似しながら進められるため、
本や解説だけでは分からなかった実践的なスキルが身につきます。
特に初心者のうちは「理解してから書く」よりも「真似してから理解する」方が圧倒的に効率的。
プロの書いたコードに触れることで、
Pythonの書き方とともに考え方にも触れていきましょう。
3.実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
本や記事を読み込むだけでは、
結局「分かったつもり」で止まってしまいます。
大切なのは、実際に手を動かしてコードを書きながら学ぶこと。
そして、エラーや理解できない部分が出てきたら、
その都度動画教材で確認するのがおすすめです。
動画なら画面操作やエラー解決の流れを実際に見られるため、
本よりも圧倒的に理解が早くなります。
Pythonの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
Pythonの使い方を学べば良いのでしょうか?
Pythonの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.基本の文法から丁寧に学ぶなら「ちゃんと学ぶ、Python」
| 講座名 | ちゃんと学ぶ、Python |
| こんな方におすすめ | ・プログラミングに興味がある方 ・Pythonの学習をこれから始めたい方 |
| 学べること | ・プログラミングの基本理解 ・Pythonの基礎知識 ・Pythonプログラム開発方法 ・オブジェクト指向の基礎 |
| 学習時間 | 3時間 |
| 講師名 | たにぐち まこと(ともすた) |
・Pythonの基礎文法からしっかり体系的に学べる初心者向けの入門講座
・演習を通じて、実際に手を動かしながら理解を深められる構成
・受講後は、自分でシンプルなプログラムを書けるレベルに到達できる
2.ライブラリの使い方が学べる「PythonでCUIとGUIのリバーシを作ろう」
| 講座名 | PythonでCUIとGUIのリバーシを作ろう |
| こんな方におすすめ | ・Pythonでのゲーム開発に興味がある方 ・Pythonでのプログラミングを楽しく学びたい方 |
| 学べること | ・CUIでのゲーム開発技術 ・GUIアプリケーション構築スキル ・Python標準ライブラリー活用法 ・tkinterを使ったUI設計 |
| 学習時間 | 2時間41分 |
| 講師名 | 柳井 政和 |
・CUIとGUIの両方でリバーシを開発しながら、Pythonの応用力を実践的に習得できる
・オブジェクト指向やクラス設計など、本格的なプログラミング手法を学べる構成
・受講後は、自分でゲームアプリを企画・構築できるスキルが身につく
3.ゲームを作りながら学べる「Pythonオブジェクト指向プログラミング入門」
| 講座名 | Pythonオブジェクト指向プログラミング入門 |
| こんな方におすすめ | ・基礎文法を学んだけどそれをどう応用していいのかよくわからない方 ・クラスの文法はなんとなく分かるけど、これを使ってどう活かせばいいのかよく分からない方 ・オブジェクト指向が大事、と聞いたことがあるけどいまいちピンとこない方 |
| 学べること | ・オブジェクト指向プログラム実装 ・モジュールとクラスでコード整理 ・デコレータの活用法 ・ゲーム開発手法 |
| 学習時間 | 6時間 |
| 講師名 | イクマ ヒロユキ |
・アプリ開発を通じて学べる実践型だから、オブジェクト指向の概念が自然に理解できる
・クラス・継承・カプセル化など、難解な要素を丁寧に解説しているので初心者でも安心
・受講後は、オブジェクト指向を使った本格的なアプリ設計スキルが身につく
Pythonを独学すれば、仕事にも副業にも活かせる強力なスキルになる

Pythonを学ぶことで得られるメリットは、
単なるプログラミング知識にとどまりません。
業務の自動化スクリプトを作れば、日々の作業効率を大幅に改善できますし、
データ分析のスキルを磨けばマーケティングや経営判断にも活かせます。
また、Webアプリや機械学習といった幅広い分野で応用できるため、
副業案件やフリーランスとしてのキャリアの可能性も広がります。
小さなコードを動かすところから始めても、
積み重ねていくことで「自分のアイデアを形にできる力」へと変わっていくのです。
書籍だけでは挫折してしまいがちなPython学習も、
動画教材を取り入れて実際に作りながら進めれば、誰でも乗り越えられます。
ぜひ今日から一歩を踏み出して、
あなたのキャリアや副業に直結する強力なスキルを身につけていってください。

