「PHPを学んで、自分のお店の通販サイトを作ってみよう!」
そう思って書籍を買ってみたものの、
途中でつまづいて、手が止まってしまったなんて経験はありませんか?
文法を覚えても、作りたいものにはほど遠く、
エラーが出ても調べ方すら分からない。
ただ写すだけの学習に意味があるのか、自信もやる気もどんどん削られていく…。
実はこれ、多くの人がハマる独学の落とし穴です。
でも、安心してください。
やり方さえ間違えなければ、あなたのアイディアは通販サイトとして形にできます。
そこで今回はPHPの独学でつまずく3つの典型的な理由と、
それを乗り越えるための具体的な学習ステップ、
実際に役立つ動画教材まで、まとめてご紹介します。
この機会に「もう一度学びたい」という方は、
ぜひチェックしてみてください。
PHPは独学できない?書籍を買うだけではすぐ挫折してしまう理由

内容を読んでもイメージ通りの形にできないからです。
具体的には…
- 開発環境の構築ができない
- DBへの保存・データの取得方法などの仕組みが理解できない
- 途中でつまづいても解決方法を自分で調べられない
このように、書籍を読むだけでは、思うようにいかず途中で挫折してしまいがちです。
1.開発環境の構築ができないから
書籍を読んでも「XAMPPをインストールして…」「ローカルサーバーで動かして…」と
専門用語が飛び交い、何をどうすればいいのか分からないという方も少なくありません。
何より書籍通りにやってみても、すでに情報が古く、
紹介されている手順ではうまく動かないケースがあったり…。
ネットの記事に頼って自分で設定しようにも、
MAMPやDockerなど環境構築の選択肢が多すぎて、
かえって混乱してしまうことも。
このように初めてのことだらけで、そもそも開発にすら入れず、
自分には向いていないと感じて諦めてしまうという方も多いのが現状です。
2.DBへの保存・データの取得方法などの仕組みが理解できないから
PHPを学び始めると、避けて通れないのが「データベースとの連携」です。
しかしこの段階で理解が追いつかず、
挫折してしまうケースも少なくありません。
「フォームから入力された情報をどう保存すればいいのか」
「保存したデータをどうやって呼び出して画面に表示するのか」
こうした基本的な処理の流れが、初学者にはイメージしづらいのです。
何よりDBの役割自体を理解していないと、
データを保存する・取得するといった感覚が備わっておらず、
どこで何をすればいいのか分からないから、学習を諦めてしまうのです。
3.途中でつまづいても解決方法を自分で調べられないから
バージョンの変化も早く、ネットの情報もバラバラ。
「調べた通りに進めたのに、上手くいかない」という状況に、誰でも一度は陥ります。
何より書籍ともなると、本を出すことを決めてから、
世の中に日の目を浴びるまでにタイムラグもあるので、
トレンドを踏襲した情報までは載っていなかったり…。
このように、作りたいものを作るために必要な情報が少ないので、
書籍だけでの独学では限界があります。
もう挫折しない!初心者がPHPを独学で効率良く学ぶ方法

ではどうすれば挫折せず、
独学をやりきれるのでしょうか?
結論、以下のステップに沿って進めることで
最後まで学び切ることができます。
- 実際に作れるものを調べて、作るものを1つに絞る
- 作りたいものをピックアップして手元に置いておく
- 実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
1.実際に作れるものを調べて、作るものを1つに絞る
何かを成し遂げたいなら、
まずはゴールを決めましょう。
ここでいうゴールというのは作りたいもの、つまり「成果物」です。
例えば、お問い合わせフォーム・掲示板・通販サイトなど。
「今自分が何を必要としていて何を作りたいのか?」
といったことを一度整理してみてください。
もしここで作りたいものを決められないと、
中途半端にあれこれと手を出すだけで、
何も身につかないまま時間を無駄に過ごすだけになってしまうからです。
そこでまずはそもそもなぜ勉強するに至ったのか?
その動機と目的をしっかり定めるようにしましょう。
2.作りたいものをピックアップして手元に置いておく
作りたいものが決まったら、
次は具体的に作るものをイメージして、
参考になるものを手元に持ってくるようにしましょう。
なぜならモノを作った経験がないうちは、
何が作れるのかイメージできるだけの引き出しが頭にないからです。
仮に自分の感情の赴くままに手を動かそうとすると、
目的に沿わないものが仕上がってしまったなんてことになりかねません。
こうしたトラブルを避けるためにも、モノづくりに取り組むなら、
まずは参考となるものを手元に用意するところから始めていきましょう。
3.実際にモノを作りながら、分からないところは動画で学ぶ
作るものと作りたいものが決まったら、
早速手を動かしつつ、目的とするものを作っていきます。
分からないところや詰まったところは、
都度調べればOKです。
ここで重要なのは、
最初から完璧を目指さないということ。
「文法を理解できていないから」
「オブジェクト指向を理解できていないから」
このように、理解レベルが到達していないから
モノを作らないという判断をしてはいけません。
あくまで目的は、モノを作り切るということ。
PHPを深く理解し、追求することではありません。
モノを作り切って活かすのが本当のゴールなのです。
なので、分からないことは調べながら、
手を動かして実際にモノづくりにチャレンジしてみてください。
それでも理解が怪しいなら、
動画教材を使いましょう。
動画教材では、チャプターごとに分からない箇所に絞って解説してくれるのはもちろん、
文字を目で追う必要がないので、作業の合間でも学べます。
もし書籍でPHPを学んでみたけど、
挫折してしまったという経験がある方は、
ぜひ動画教材も合わせて活用してみてください。
PHPの独学に役立つおすすめ動画3選

では実際どういった動画で、
PHPを学べば良いのでしょうか?
PHPの独学に役立つおすすめ動画を3つご紹介します。
1.基本文法から学べる「ちゃんと学ぶ、PHP 7/8入門講座」
たにぐち まこと(ともすた)様の「ちゃんと学ぶ、PHP 7/8入門講座」です。
小学生からプログラミングに親しみ、Web制作会社を起業。
「よくわかるPHPの教科書」
「マンガでマスター プログラミング教室」など書籍の執筆も多数経験。
Udemyはもちろん、YouTubeを使った動画講義も丁寧に解説されており、
初学者から上級者まで幅広い層に支持されている方の講義です。
とくにPHPは単なる文法の解説に留まらず、
どういう場面で使うものなのかも丁寧に解説されているので、
気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
2.DBとの繋ぎ込みを学べる「PHPでお問い合わせフォームを作ろう」
石本 開陸様の「PHPでお問い合わせフォームを作ろう」です。
大学を卒業後、都内のIT企業や英語講師として勤務。
IT企業ではWEB開発業務(ECサイトや求人サイト)を主に担当。
現在は、初心者の方・子供向けにプログラミング・英語、
また外国籍の方に日本語の指導を行っているとのことです。
講義の内容としては、お問い合わせフォームを作りながら学べるものとなっています。
お問い合わせフォームはDB通信のやり方を学ぶ上でも、
足掛かりとなる内容となっているので、
これからDBとの繋ぎ込みについても徐々に学んでいきたいという方は、
ぜひ一度覗いてみてください。
3.DB設計からHTTP通信まで学べる「PHP完全入門パック」

Shin Code様の「PHP完全入門パック」です。
この講義では、かの有名な西村ひろゆき氏が開発した
2ちゃんねる掲示板のクローンサイトを作りながらPHPとMySQLの基礎を学んでいくというもの。
ただコードを写すだけではなく、データベース設計からHTTP通信の仕組み、
PHPの基本であるCRUD処理の流れまで、実際に動くものを作りながら学べるのが最大の特徴です。
とくに掲示板というテーマは「表示」「投稿」「削除」などの処理が詰まっており、
通販サイトやSNSの開発にもつながる汎用的な開発スキルを体系的に習得できます。
「いずれ実務レベルまで仕上げたい」という方には、特におすすめしたい1本です。
「売れない時代」を突破する、自分で通販サイトを立ち上げるという選択

「これも、自分で作れたらいいのに…」
そう思ったこと、一度はあるのではないでしょうか。
でも、そこで止まってしまう人がほとんどです。
理由はシンプルで、「どう作ればいいか分からない」から。
でも、もしあなたがPHPを学んで、通販サイトを自分の手で作れるようになったら。
そのアイディアは、ただの思いつきではなく、
実際に「誰かの手元に届くサービス」に変わります。
商品を届けた先に「ありがとう」「便利だったよ」の声が返ってくる。
その瞬間、あなたのアイディアは価値になり、ビジネスとして動き出すのです。
はじめから完璧である必要はありません。
まずは「やってみたい」を形にすること。
それが、あなたの未来を動かす最初の一歩になります。
物価高や客足の減少に不安を感じている今だからこそ、
あなたの手で販路を広げ、売上を立てるスキルを身につけてみませんか?